| 平成22年度会長指針 |
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同友クラブ会長 杉山 雄一 |
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「はじめに」
いま、この国は一体どこに向かおうとしているのでしょうか?
一昨年の世界的金融危機以降、長引く不況から抜け出せないばかりか、日本の象徴的企業JALの経営破綻、TOYOTA車安全性の信頼失墜、低価格競争による企業収益の減少、ある調査では国際競争力は世界1位(1990年)から17位(2009年)に転落、国民一人あたりのGDPは世界3位(2000年)から23位(2009年)に急下降等、経済環境の悪化は枚挙にいとまがありません。ふと気づいたら原発も車も電化製品も鉄道も隣国、韓国、中国に全て負けていた!そんな日が来るのも、そう遠くないのかもしれません。事実、韓国を代表するサムスン電子の2009年の営業利益は8700億円で、これに対し日本はパナソニック、ソニーなど大手9社の営業利益を合計しても6400億円と遠く及ばないそうです。
政界に目を転じれば、永年継続されて来た55年体制が崩壊し、民主党の大躍進で今、日本国は大きく揺れ動いています。自民党を離党した議員達が「たちあがれ日本」なる新党を結成しました。これに続けとばかりにさらなる新党結成の動きが水面下で蠢く様相を呈しています。いま日本は大きく変わろうとしているのでしょう。ただあまりに綺麗にみえる政党や政策は要注意であろうと考えられます。わたしたちは政治的な意思決定においても、会社経営においても従来以上に冷静な判断をしなくてはなりません。一番大切なのは、あくまでも謙虚に、一歩ずつ堅実に成長していく心構えであると思います。
※55年体制:分裂していた社会党が1955年に統一したのを機に、自由党と日本民主党が合併し「自由民主党」を結成。「保守」対「革新」の2大政党制を「55年体制」といいますが、自民党の優位が確立されて、いつしか2大政党制が崩れ、事実上自民党単独政権になった。
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「会の運営について」
英国の伝統スポーツであるラグビーは“One for all, all for one”(一人はみんなのために、みんなは一人のために)を合言葉にしていますが、今会長の重責を負うにあたり深く共感するところがあります。
「同友クラブ会員に必要とされる同友クラブ」
言うまでもなく私達は企業経営者の集合体であります。各社努力に努力を重ねて日々研鑚に励み、会員それぞれが貴重な意見、考えを持っています。これをクラブ活動に生かすため、創設時、先輩方が掲げた「○と◇」に象徴される同友相寄っての発展的な討議と連帯という基本理念を会員の皆様方にもう一度さらに深くご理解いただけるように運営に努めて参りたいと思います。
まずは、各委員会のメンバーが話し合いを重ねるなかで結束を深め、活発な委員会活動をすすめることが大切です。その強い基盤の上で複数委員会共同の大事業も可能となるでしょう。理念を共有して活動するうちに委員会を超えた会員の交流が深まり、やがて同友クラブ全体に大きな連帯感が生まれるようになればこの上ない幸せに感じます!クラブ活動に積極的に参加するなかで各々の悩み解消のヒントや企業発展のアイデアも得られるのではないでしょうか。
「楽しくなければ同友クラブじゃない!」
委員会メンバーの一人ひとりが同友クラブの財産であります。各委員会で論議して悩んでそして大いに楽しんでいただきたいと思います。その積み重ねが「同友クラブ会員に必要とされる同友クラブ」に成長すると信じます。 |
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「事業について」
来年には創設50周年を迎えることになります。
半世紀の長きにわたって会が存続できたことに思いを致すとき、歴代会長はじめ諸先輩方の惜しみないご尽力と会へのなみなみならぬ熱情に敬服の念を禁じえません。「知事を囲んでの合同新年会」「関東選抜しもだて野球大会」「健康診断」「商工まつりへの参加」等は先輩方の思いが具現化された同友クラブならではの事業であり、今後とも継続すべきものです。
50周年記念に関するイベント等は未だ白紙ではありますが、今年度にプレイベントも考えておりますので、会員のみな様の力を結集して成功に導きたいとおもいます。
大きな環境変化を私たちの会も企業も乗り切らなくてはなりません。大陸から遠く孤立したガラパゴス諸島には独自の進化を遂げた巨大な亀やトカゲが数多く生息しています。たくましそうな彼らも、実は外敵の来襲にはきわめて弱く、絶滅が危惧されています。この島の動物同様、環境の変化に対応しきれていない現今のわが国は「ガラパゴス化する日本」と揶揄されているそうです。
同友クラブもガラパゴス化しない様につとめることが肝要です。このたび、平出前会長がおっしゃっていた「変えなくてはならないものと変えてはならないもの」をみきわめる姿勢を踏襲して、「ちびっ子お神輿体験ツアー」を中止することに致しました。ご周知の通り下館地区には各町内に子供神輿があり、諸事情の変化のなか十分なお手伝いができず、必然的に活動メンバーが固定がちになってしまいました。現政府の「事業仕分け」ではありませんが、同友クラブでも適時見直しは必要と感じています。
また、総務委員会、広報委員会、そしてまちづくり委員会の皆様には担当例会を変更させていただきました。当初戸惑いもあることでしょうが、メンバー全員の力を結集してすすめてくださるようどうぞよろしくお願い申し上げます。
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現在の会員数は、シニア会員、正会員合わせて113名です。メンバーの年齢構成、昨今の経済状況を考えるとシニアへの移行、退会も懸念されるところです。筑西市が誕生してはや5年、旧下館市に誕生した同友クラブですが、筑西市内の元気のある友人・知人をお誘い頂きまして会員拡大も積極的に行って参りたいと思います。
最後になりましたが同友クラブ50年の歴史を汚さぬよう、誠心誠意、不惜身命の覚悟で頑張る所存でございますので皆様のご支援、ご協力お願い申し上げます。
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